7日間花嫁を演じたら、冷徹富豪な石油王の極上愛に捕まりました
「マリア、子供がいたの!?」
「そういえば、言っていませんでしたね。離婚してからは母とミラと私の3人で暮らしています」
「そっかぁ……、ああ、可愛い。ほっぺたがぷにぷに。名前はなんていうの?」
「ミラです」
「ミラちゃん。良い名前だね」
「ありがとうございます」
嬉しそうにはにかむと、マリアはポケットにスマートフォンを押し込んだ。
「こうやってミラを育てられるのも全部永斗様のおかげなんです。もし永斗様に救ってもらえなければ私とミラは路頭に迷っていたかもしれません」
「そうだったのね。知らなかった……」
「永斗様は感情表現が上手な方ではないので冷たい人だと思われがちです。でも、根はとても優しい人です」
マリアが微笑む。
「私とミラは永斗様のおかげで今も幸せに暮らしています。だから、今度は永斗様に幸せになってもらいたいんです」
マリアの気持ちに素直に頷く。
「マリアの話はよく分かった。会長職を海さんに渡したらどうなるのか永斗さんは分かっていてそれを阻止する為に私をフィアンセにすることにしたのね」
「はい……」
私は彼を誤解していた。
今以上の富や名声が欲しいために私を利用しようとしているのだと。
でも、違う。彼は自分の為ではなく多くの人の為に何としてでも会長職を手にしようとしているのだ。
『人間は裏切る』
冷めきった彼の言葉を思い出す。
きっと今まで人知れず苦悩し、辛い思いをしてきたに違いない。
だからあんなに冷たい目をしていたんだ……。
永斗さんのことを思うと胸がチクリと痛んだ。
「そういえば、言っていませんでしたね。離婚してからは母とミラと私の3人で暮らしています」
「そっかぁ……、ああ、可愛い。ほっぺたがぷにぷに。名前はなんていうの?」
「ミラです」
「ミラちゃん。良い名前だね」
「ありがとうございます」
嬉しそうにはにかむと、マリアはポケットにスマートフォンを押し込んだ。
「こうやってミラを育てられるのも全部永斗様のおかげなんです。もし永斗様に救ってもらえなければ私とミラは路頭に迷っていたかもしれません」
「そうだったのね。知らなかった……」
「永斗様は感情表現が上手な方ではないので冷たい人だと思われがちです。でも、根はとても優しい人です」
マリアが微笑む。
「私とミラは永斗様のおかげで今も幸せに暮らしています。だから、今度は永斗様に幸せになってもらいたいんです」
マリアの気持ちに素直に頷く。
「マリアの話はよく分かった。会長職を海さんに渡したらどうなるのか永斗さんは分かっていてそれを阻止する為に私をフィアンセにすることにしたのね」
「はい……」
私は彼を誤解していた。
今以上の富や名声が欲しいために私を利用しようとしているのだと。
でも、違う。彼は自分の為ではなく多くの人の為に何としてでも会長職を手にしようとしているのだ。
『人間は裏切る』
冷めきった彼の言葉を思い出す。
きっと今まで人知れず苦悩し、辛い思いをしてきたに違いない。
だからあんなに冷たい目をしていたんだ……。
永斗さんのことを思うと胸がチクリと痛んだ。