7日間花嫁を演じたら、冷徹富豪な石油王の極上愛に捕まりました
私と永斗さんの恥ずかしい瞬間を話題に出されるなんてとても耐えられない。
ギュッと目をつぶっていた私はひどい顔をしていたに違いない。
永斗さんは顔を真っ赤にして耐える私の手にそっと手のひらを添えた。
そして、何も言わずに私の顔を覗き込むように首をひねった。
目が合う。灰色の瞳が心配そうに揺れている。
私はビクッと肩を震わせると、慌てて目を逸らす。
永斗さんの目に私は弱い。
右側から感じる熱い視線は私の体を異常なほど熱くさせた。
「単刀直入に言う。父さん、沙羅との結婚を認めて下さい」
「……お願いします」
永斗さんにつられてそう言って頭を下げる。
これで反対されてしまえばすべてが水の泡になってしまう。
「顔を上げなさい」
お父さんの言葉におずおずと顔を持ち上げる。
予想に反して永斗さんのお父さんはやわらかい表情を浮かべていた。
「お前はもう大人だ。結婚する相手は自分で決めなさい。それに、配偶者を得ることによって仕事の幅が広がる。私は反対しない」
「よかった。ありがとう、父さん」
「……ありがとうございます」
永斗さんにつられて頭を下げる。まさかこんなにあっさりと承諾してもらえるなんて思ってもみなかった。
「だ、ダメだよ!父さん!永斗に会長職を譲らないでくれ!」
海さんは隣に座っていたお父さんに縋りついた。
「そうなったら僕は永斗に会社から追い出されることになる!父さんだって兄弟が揉めるのを見るのは嫌だろう!?」
「海、俺はお前を追い出そうとしてなどいない。前から言っているだろう。お前のやり方を改め、俺のアドバイスを聞き入れるなら今の地位を守ってやると」
「そんなこと口ではいくらでも言えるんだ!」
「だったら、誓約書でも何でも作ればいい。お前がそれで満足するならいくらでも作ってやる」
「バカにするなよ……!僕からすべてを奪おうとしているくせに……!絶対に結婚なんてさせないからな……!!」
海さんはそう叫んでテーブルをバンッと叩くと物凄い剣幕で客間から出て行った。
「沙羅すまない、少し海と話してくる」
永斗さんが海さんを追いかけるように出て行くと、室内には私とお父さん二人だけになった。
ギュッと目をつぶっていた私はひどい顔をしていたに違いない。
永斗さんは顔を真っ赤にして耐える私の手にそっと手のひらを添えた。
そして、何も言わずに私の顔を覗き込むように首をひねった。
目が合う。灰色の瞳が心配そうに揺れている。
私はビクッと肩を震わせると、慌てて目を逸らす。
永斗さんの目に私は弱い。
右側から感じる熱い視線は私の体を異常なほど熱くさせた。
「単刀直入に言う。父さん、沙羅との結婚を認めて下さい」
「……お願いします」
永斗さんにつられてそう言って頭を下げる。
これで反対されてしまえばすべてが水の泡になってしまう。
「顔を上げなさい」
お父さんの言葉におずおずと顔を持ち上げる。
予想に反して永斗さんのお父さんはやわらかい表情を浮かべていた。
「お前はもう大人だ。結婚する相手は自分で決めなさい。それに、配偶者を得ることによって仕事の幅が広がる。私は反対しない」
「よかった。ありがとう、父さん」
「……ありがとうございます」
永斗さんにつられて頭を下げる。まさかこんなにあっさりと承諾してもらえるなんて思ってもみなかった。
「だ、ダメだよ!父さん!永斗に会長職を譲らないでくれ!」
海さんは隣に座っていたお父さんに縋りついた。
「そうなったら僕は永斗に会社から追い出されることになる!父さんだって兄弟が揉めるのを見るのは嫌だろう!?」
「海、俺はお前を追い出そうとしてなどいない。前から言っているだろう。お前のやり方を改め、俺のアドバイスを聞き入れるなら今の地位を守ってやると」
「そんなこと口ではいくらでも言えるんだ!」
「だったら、誓約書でも何でも作ればいい。お前がそれで満足するならいくらでも作ってやる」
「バカにするなよ……!僕からすべてを奪おうとしているくせに……!絶対に結婚なんてさせないからな……!!」
海さんはそう叫んでテーブルをバンッと叩くと物凄い剣幕で客間から出て行った。
「沙羅すまない、少し海と話してくる」
永斗さんが海さんを追いかけるように出て行くと、室内には私とお父さん二人だけになった。