ただ1人の皇女様
な、何が起こって...



周りはその場を叫びながら逃げる。



そして刃向かってくる者は容赦なく切り捨ていった



『この私に意見するな。そこの公子と侯爵子息、私の娘を裏切った覚悟は出来ているな。』




『そ、そんなっ!!これは皇女様に言われてっ...』




『お父様っ!この方達は私を思ってしてくれた事なのっどうか許してあげてっ?』



そう言ったエリアーナに陛下は剣を降ろ3人は命拾いした。



すると陛下は私のとこをゴミのように見つめた。



それでも信じて欲しい...愛して欲しい...



『私が本当の娘ですっ...お願いです殺さないで...』




涙を流し絶望しながらも必死に伝えた




『お前が俺の娘だと?本当だとしても関係ない。私の娘はエリアーナだ。死ね』




私を見下ろし剣を振り下ろす瞬間まで顔色1つ変えないでいた。



後ろにいたエリアーナは最後の最後まで私を嘲笑っていた



『ヴィーナスめ、こんなものを置いていくとは...』



そう言って意識が薄れていく中陛下の後ろ姿をじっと見つめていた。



あーあ、最後の最後まで誰にも愛されなかった
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