ただ1人の皇女様
─ゴクッ...



「これはこれはお初にお目にかかります。わたくしビンセント・フォン・クラエスと申します以後お見知り置きを」



茶髪の髪を七三に分けたおじさんが挨拶した。



「クラエスはくしゃく、、おはつにおめにかかります。リズナリアとおもうしますいごおみしりおきを」



私は今正式な姫様でも皇族でもない。皇族の特徴を持っていても公式の場で宣言していないから私の扱いは割と低い



「これはこれは...大変聡明なお子さんでいらっしゃる。子供といえばこの子を紹介していませんでしたな!この子はエリアーナ・フォン・クラエスです。どうぞ仲良くしてあげてください」



ソファーからゆっくり立つエリアーナ。



小さいながらに気品を感じさせるのはこのクラエス伯爵の技量によるもの



「エリアーナ・フォン・クラエスです。」



─ドクンッドクンッドクンッ...



私を見るエリアーナは鋭くそしてとても笑顔だった。



なんでエリアーナがここにいるのか、パパは養子の件を破棄していなかったの?

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