離婚を申し出た政略妻は、キャリア官僚の独占愛に甘く溶かされそうです
「佳乃?」
「ちょっと待ってくれませんか? 心の準備が――」
「無理。ずっと欲しかったって言ったろ?」
食い気味に否定した真紘さんは、私の抵抗なんてものともせず、ワンピースを胸の下まで下ろし、ナイトブラを強引にたくし上げる。
こぼれる、なんて表現の似合わない小ぢんまりとしたふたつの胸は、ふるっと小さく揺れただけで、とうとう彼の目に晒された。
真紘さんの反応を見る勇気がなくて、私は思わず両手で目元を覆う。すると次の瞬間、胸の先端に突然びりびりとした刺激が走った。
「ひぁっ!」
思わず顔を覆っていた手をどけると、間近で真紘さんと目が合う。
「かわいい。佳乃も、佳乃の胸も」
彼は言い聞かせるように囁き、指先でまた尖った先端を弄る。男の人に触れられるのは初めての経験なのに確実に気持ちよくて、小刻みに震えてしまう自分が恥ずかしい。
「見たのに……萎えて、ないんですか?」
不安げな私に、真紘さんはチュッと音を立ててキスをする。そして、愛撫を続けながら少し上擦った声で言う。
「萎えるはずないだろ、俺の手でこんな感じてくれてるのに。むしろ、ほら……」