闇に咲く華ー偽りの華ー
「今日は起きてるのね!偉いぞ、大樹!!」
ワシャワシャ大樹さんの頭を撫でまわしているのは、姫野莉依さん。
その後ろには威圧感たっぷりの風格で、大樹さんにどことなく似ている男の人が立っていた。
莉依さんの後ろには1人、顔が少しだけ似ている男の人が立っていた。
莉依さんも美人だけと、周りも美形の人たちが集まるの?
付き人?の人たちも顔が整ってて恐ろしい。
そして鬼龍のメンバーも。
「お袋っ、やめろ!」
「だってー!バカ息子に春がー!!」
莉依さんは、やたらと大樹さんに絡んでいる。
母親を前にすると、総長としての威厳が…。
「で?話ってなんだよ大樹。」
威圧感たっぷりの男の人が言葉を発すると、空気が一気に変わるのを肌で感じた。
そんな中、大樹さんは威圧されず気怠そうに「あぁ。」と言いながら口を開いた。
「親父。俺たちが学校に行っている間、清宮でコイツを預かってもらいたい。」
!?
ば…爆弾を落としましたよ!?