闇に咲く華ー偽りの華ー
「ま、ここにいる間は清宮が守ってくれるから安心してね!」
私も顔出すし!
そう言って私を抱きしめる莉依さん。
…が、すぐさままた引っ張られる。
再びバックハグ。
そして、不機嫌な顔の大樹さん。
「あら。」
「コイツに触れていいのは俺だけだ。」
「ひひひッ大樹さん!?」
触れていいって!?
何を言い出すの!
「大樹。」
「へ?」
離れてと言おうとしたが、大樹さんの言葉に消されてしまった。
「大樹。」
「へ?」
「…さんいらねぇ。」
それは、大樹って呼べってこと?
会ってそんなに経ってないのに、失礼じゃ…。
「お前は特別だ。」
そう言って私の頭を優しく撫でる。
普段仏頂面なのに、こんな所は莉依さん似なのかな?
柔らかい笑みと声色に、私の心臓はあり得ない程速く鳴る。