お昼寝御曹司とふたりだけの秘密
彼のことが一番大切で、一番好き。
「……わたし、司さんと結婚したいです」
自分の想いを言葉にしたわたしに、司さんはほんの少し驚いたような表情をした。
もしかして、こんなことを思っているのはわたしだけ?
不安とともに湧き上がってくる恥ずかしさ。
「え、えっと、あの、まだまだ人生の経験も誇れるほど積んでいませんし、こんなこと言える立場じゃないのはわかっているのですが……!」
ううっ、なにを言っているんだろう。
慌てて喋るわたしに、司さんはふっと微笑んだ。
「うれしいよ、君がそう言ってくれて。まだ早いかなと思っていたから」
「そ、そうですか……?」
「俺も君との将来を考えたい」
優しい眼差しでそう言った司さんに、胸の高鳴りが激しくなった。
彼もわたしと同じことを思ってくれている。うれしくて、そして安心したのか涙が流れてきた。
「ご、ごめんなさい、もう……いろいろと不安で……わたしが自信を持てるのって司さんのことを好きってことだけで……」
涙を拭いながらそう言うと、司さんはわたしの後頭部に手を回して自分の胸へと引き寄せた。
「俺は君のそういう純粋なところが、とても好きだ」
わたしを安心させるように、落ち着いた声の司さんに胸が温かくなって背中に回した腕にぎゅっと力を入れた。
もっと早く話していれば、数日悩むことはなかっただろう。でも気持ち以外の自信がなくて、直接聞く勇気が持てなかった。
だから、司さんの気持ちを聞けてよかった。
「……わたし、司さんと結婚したいです」
自分の想いを言葉にしたわたしに、司さんはほんの少し驚いたような表情をした。
もしかして、こんなことを思っているのはわたしだけ?
不安とともに湧き上がってくる恥ずかしさ。
「え、えっと、あの、まだまだ人生の経験も誇れるほど積んでいませんし、こんなこと言える立場じゃないのはわかっているのですが……!」
ううっ、なにを言っているんだろう。
慌てて喋るわたしに、司さんはふっと微笑んだ。
「うれしいよ、君がそう言ってくれて。まだ早いかなと思っていたから」
「そ、そうですか……?」
「俺も君との将来を考えたい」
優しい眼差しでそう言った司さんに、胸の高鳴りが激しくなった。
彼もわたしと同じことを思ってくれている。うれしくて、そして安心したのか涙が流れてきた。
「ご、ごめんなさい、もう……いろいろと不安で……わたしが自信を持てるのって司さんのことを好きってことだけで……」
涙を拭いながらそう言うと、司さんはわたしの後頭部に手を回して自分の胸へと引き寄せた。
「俺は君のそういう純粋なところが、とても好きだ」
わたしを安心させるように、落ち着いた声の司さんに胸が温かくなって背中に回した腕にぎゅっと力を入れた。
もっと早く話していれば、数日悩むことはなかっただろう。でも気持ち以外の自信がなくて、直接聞く勇気が持てなかった。
だから、司さんの気持ちを聞けてよかった。