お昼寝御曹司とふたりだけの秘密
「今度、新しくできたパンケーキのお店に行ってみようよって言ったの。それでいつが暇なのか聞いたんだけど」
「あ、えっと、わたしはいつでも大丈夫! 紗子に合わせられるよ」
そう言って笑ったわたしに、紗子は探るような視線を向けてくる。
「香菜……なにか悩みごと?」
「なんで!?」
「話を聞かないほどぼうっとしているって、なにかあったのかなって普通に思うでしょう!」
「そ、そうだよね……」
ごもっともな指摘にわたしは肩をすくめた。
紗子はわたしのことを気にしてくれていて、どうしたのかと窺うような表情をしている。
涼本さんとキスをしたこと、話してみようかな。
そう考えたけど、わたしは紗子に言われたことを思い出した。
『もしかして香菜、涼本さんに遊ばれているんじゃないの?』
あのときは、そんな人じゃないよ!って反論して納得していたけれど、涼本さんとキスしたなんて話をしたら、紗子は再び疑いそうな気がする。
でも気にかけてくれる友達に話をしたいし、そうすることでわたしも頭の中を整理したいという気持ちもある。
どうするべきか。じっと紗子のことを見つめながら考えていたら、彼女は「な、なに?」と困惑しながら聞いてきた。
「……男心を知りたいです」
「え、どうしたの急に? そんなことを考えてぼうっとしていたの?」
「いや……うん、間違いではないかも」
「なにそれ! あ、涼本さんと進展あったんだ?」
進展っていえばそうなのかもしれない。
うーん、と悩むような声を出したら、「もったいぶらないで教えてよ!」と言われてしまったので、息をついてから話しはじめた。
「あ、えっと、わたしはいつでも大丈夫! 紗子に合わせられるよ」
そう言って笑ったわたしに、紗子は探るような視線を向けてくる。
「香菜……なにか悩みごと?」
「なんで!?」
「話を聞かないほどぼうっとしているって、なにかあったのかなって普通に思うでしょう!」
「そ、そうだよね……」
ごもっともな指摘にわたしは肩をすくめた。
紗子はわたしのことを気にしてくれていて、どうしたのかと窺うような表情をしている。
涼本さんとキスをしたこと、話してみようかな。
そう考えたけど、わたしは紗子に言われたことを思い出した。
『もしかして香菜、涼本さんに遊ばれているんじゃないの?』
あのときは、そんな人じゃないよ!って反論して納得していたけれど、涼本さんとキスしたなんて話をしたら、紗子は再び疑いそうな気がする。
でも気にかけてくれる友達に話をしたいし、そうすることでわたしも頭の中を整理したいという気持ちもある。
どうするべきか。じっと紗子のことを見つめながら考えていたら、彼女は「な、なに?」と困惑しながら聞いてきた。
「……男心を知りたいです」
「え、どうしたの急に? そんなことを考えてぼうっとしていたの?」
「いや……うん、間違いではないかも」
「なにそれ! あ、涼本さんと進展あったんだ?」
進展っていえばそうなのかもしれない。
うーん、と悩むような声を出したら、「もったいぶらないで教えてよ!」と言われてしまったので、息をついてから話しはじめた。