お昼寝御曹司とふたりだけの秘密
慌てながらスマホの操作をして涼本さんに電話をかけた。
『仕事終わった?』
「は、はい。涼本さん、今日はゆっくり休んだ方がいいと思うので、食事は家で食べましょう」
『……そうか?』
「はい。わたし、今から帰るので買い物してから……」
『それなら、一緒に帰ろう』
涼本さんの落ち着いた声に、胸の音が加速する。
「……いいんですか?」
『俺ももう帰るところ。今休憩スペースで……』
話の途中、『涼本!』と呼ばれているのが聞こえてきた。たぶん、神坂さんの声だ。
『悪い、こっちまで来られるか?』
「あ、はい、大丈夫です」
通話を終えてスマホを握りながら、わたしは大きく息を吐く。
まさか、一緒に帰ろうと言ってもらえるなんて。
でも近くに神坂さんがいるようだし、あからさまに嬉しそうにしていたら神坂さんがなにか言ってくるかもしれない。
少し不安に思いながらも、わたしは支度をして涼本さんのもとへ向かった。
商品企画部のフロアはまだ忙しそうで、数人でミーティング室に入って行く社員たちをちらっと見ながら、わたしは休憩ルームへ足を進める。
たどり着くと自販機のそばで神坂さんがコーヒーを飲んでいて、その隣にはペットボトルのお茶を持った涼本さんの姿があった。
「お、お疲れ様です!」
そう声を出すと、ふたりが同時にわたしに視線を向けた。
「来たか、お節介女」
「えっ!?」
神坂さんの意地悪な言葉に固まってしまう。だって自覚があるから……!
『仕事終わった?』
「は、はい。涼本さん、今日はゆっくり休んだ方がいいと思うので、食事は家で食べましょう」
『……そうか?』
「はい。わたし、今から帰るので買い物してから……」
『それなら、一緒に帰ろう』
涼本さんの落ち着いた声に、胸の音が加速する。
「……いいんですか?」
『俺ももう帰るところ。今休憩スペースで……』
話の途中、『涼本!』と呼ばれているのが聞こえてきた。たぶん、神坂さんの声だ。
『悪い、こっちまで来られるか?』
「あ、はい、大丈夫です」
通話を終えてスマホを握りながら、わたしは大きく息を吐く。
まさか、一緒に帰ろうと言ってもらえるなんて。
でも近くに神坂さんがいるようだし、あからさまに嬉しそうにしていたら神坂さんがなにか言ってくるかもしれない。
少し不安に思いながらも、わたしは支度をして涼本さんのもとへ向かった。
商品企画部のフロアはまだ忙しそうで、数人でミーティング室に入って行く社員たちをちらっと見ながら、わたしは休憩ルームへ足を進める。
たどり着くと自販機のそばで神坂さんがコーヒーを飲んでいて、その隣にはペットボトルのお茶を持った涼本さんの姿があった。
「お、お疲れ様です!」
そう声を出すと、ふたりが同時にわたしに視線を向けた。
「来たか、お節介女」
「えっ!?」
神坂さんの意地悪な言葉に固まってしまう。だって自覚があるから……!