財界帝王は初恋妻を娶り愛でる~怜悧な御曹司が極甘パパになりました~
「この日が空いているって感じで、急に決まったの」
適当に理由づけて、ミルクティーをゴクッと飲む。
「おしゃれしていきなさいね」
「これで行こうと思っているんだけど」
白のブラウスに紺色のパンツを穿いている。これに白のカーディガンを羽織り、ベージュの春コートを身につければいいかと思っていた。
「これで行こうと思っているんだけど」
「爽やかで好印象ね」
「パンツスタイルだなんて。もっと柔らかいワンピースの方が良いわ」
「ほぼ初対面なんだからこれでいいの」
母は苦い顔をし、朝食が済むまで「着替えたら?」と、しつこかった。
印象を良くした方がこの先結婚することになったら良いに決まっているが、今の気持ちはまだそこまで追いついていなかった。
「今日は会議でしょ。先に行って準備しているね」
母の勧めを回避して、先に家を出た。
十七時になると、デスクの上を綺麗にしてパソコンの電源を落とす。午前中の会議で経費削減策が出て見直しをしていたため、目が疲れている。
今までもだいぶ切りつめていたので、どこを削れば……と、具体的なものは探せなかった。
「紗世さん、我妻社長とデートは今日でしたよね?」
適当に理由づけて、ミルクティーをゴクッと飲む。
「おしゃれしていきなさいね」
「これで行こうと思っているんだけど」
白のブラウスに紺色のパンツを穿いている。これに白のカーディガンを羽織り、ベージュの春コートを身につければいいかと思っていた。
「これで行こうと思っているんだけど」
「爽やかで好印象ね」
「パンツスタイルだなんて。もっと柔らかいワンピースの方が良いわ」
「ほぼ初対面なんだからこれでいいの」
母は苦い顔をし、朝食が済むまで「着替えたら?」と、しつこかった。
印象を良くした方がこの先結婚することになったら良いに決まっているが、今の気持ちはまだそこまで追いついていなかった。
「今日は会議でしょ。先に行って準備しているね」
母の勧めを回避して、先に家を出た。
十七時になると、デスクの上を綺麗にしてパソコンの電源を落とす。午前中の会議で経費削減策が出て見直しをしていたため、目が疲れている。
今までもだいぶ切りつめていたので、どこを削れば……と、具体的なものは探せなかった。
「紗世さん、我妻社長とデートは今日でしたよね?」