追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
次の日の昼、ソラスでの用事を終えた私とディオはゼクスの酒場をあとにした。
店の前で手を振るゼクスに頭を下げて、賑やかな大通りを南下する。そしてソラスを出て、すぐに森の中に入った。
ディオは創った自転車に荷台を取り付け、楽しそうに押して歩いている。その荷台には買い入れた苗やタネがたくさん入っていた。
あれからもう一度、苗を買ったおじさんの店に行き、レタスなど葉物野菜を買い足したのだ。
秘密の通路入口の手前、少し開けた場所で止まり、私は指輪に向かって叫んだ。
「出でよ! アメちゃん!」
守護獣たちは、ソラスにいる間ずっと、アクセサリーの中に待機していた。町中を獣やドラゴンが闊歩したら大変なことになるからだ。
「はいはーい。なにか御用です? ご主人様」
ポンッと指輪から姿を変え、アメちゃんが現れた。
「うん、申し訳ないけど、私たちと自転車をグリーランドまで運んでくれない?」
「あらー、大荷物ですねえ」
アメちゃんは自転車や苗を見て言った。
そう。行きと違い帰りは荷物が多い。そのため、アメちゃんを呼んで、纏めて一気にグリーランドまで運んでもらうことにしたのである。
「そうなの、ごめんね」
「ううん、へっちゃらです! じゃあ、早速行きますよー。おふたりとも、背中にしがみついて下さいねー」
私とディオは背中に乗り、アメちゃんは自転車を抱えて飛び立つ。
店の前で手を振るゼクスに頭を下げて、賑やかな大通りを南下する。そしてソラスを出て、すぐに森の中に入った。
ディオは創った自転車に荷台を取り付け、楽しそうに押して歩いている。その荷台には買い入れた苗やタネがたくさん入っていた。
あれからもう一度、苗を買ったおじさんの店に行き、レタスなど葉物野菜を買い足したのだ。
秘密の通路入口の手前、少し開けた場所で止まり、私は指輪に向かって叫んだ。
「出でよ! アメちゃん!」
守護獣たちは、ソラスにいる間ずっと、アクセサリーの中に待機していた。町中を獣やドラゴンが闊歩したら大変なことになるからだ。
「はいはーい。なにか御用です? ご主人様」
ポンッと指輪から姿を変え、アメちゃんが現れた。
「うん、申し訳ないけど、私たちと自転車をグリーランドまで運んでくれない?」
「あらー、大荷物ですねえ」
アメちゃんは自転車や苗を見て言った。
そう。行きと違い帰りは荷物が多い。そのため、アメちゃんを呼んで、纏めて一気にグリーランドまで運んでもらうことにしたのである。
「そうなの、ごめんね」
「ううん、へっちゃらです! じゃあ、早速行きますよー。おふたりとも、背中にしがみついて下さいねー」
私とディオは背中に乗り、アメちゃんは自転車を抱えて飛び立つ。