追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
「ああ良かった。僕はハイネ、この川向こうで父と木こりをしながら暮らしています。実は使っていた斧がボロボロに刃こぼれして使い物にならなくなったんです。だから、もし商品の中に斧があれば見せてもらおうかと……」
「斧、ね。大木の伐採用?」
「はい。ほら、そこにある杉とかを切るんです」
ハイネの指す方には杉の木が群生している。彼らはきっと、杉を伐採して加工用として売っているのね。
私は偽物の旅商人なので当然斧なんて持ってない。でも、ハイネの切羽詰まっている顔を見て、なんとかしてあげたくなった。
「わかったわ。ちょっと待っていてくれる?」
「あ、はい!」
表情が明るくなったハイネを残し、私はテントに潜り込んだ。そして、素早く魔法を使い、真っ赤なルビーで斧を創り出しハイネに渡した。
「これでどうかな。強度も壊れた斧より高いから今度は刃こぼれしないと思うよ」
「えっ? そうなんですか? で、でも、そんないい斧、高いんじゃ……」
「お代は結構。その代わり、お肉とか果物を分けてくれないかな?」
「斧、ね。大木の伐採用?」
「はい。ほら、そこにある杉とかを切るんです」
ハイネの指す方には杉の木が群生している。彼らはきっと、杉を伐採して加工用として売っているのね。
私は偽物の旅商人なので当然斧なんて持ってない。でも、ハイネの切羽詰まっている顔を見て、なんとかしてあげたくなった。
「わかったわ。ちょっと待っていてくれる?」
「あ、はい!」
表情が明るくなったハイネを残し、私はテントに潜り込んだ。そして、素早く魔法を使い、真っ赤なルビーで斧を創り出しハイネに渡した。
「これでどうかな。強度も壊れた斧より高いから今度は刃こぼれしないと思うよ」
「えっ? そうなんですか? で、でも、そんないい斧、高いんじゃ……」
「お代は結構。その代わり、お肉とか果物を分けてくれないかな?」