追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
「予見の映像でもこれを見た。ネビロスの……いや憑依している宰相の体が、限界を迎えたんだ。そのうち、アンセルに宿替えをするつもりだったのだろうが、魔法の多用で死期が早まったようだな」
「では、そろそろ本性を現すのでしょうか」
「ああ、間違いない……っと、見ろ! 始まったぞ」
ディオの指差す先には崩れ落ちる宰相の姿。魔法陣の上にぱたりと倒れた宰相は、そのまま動かなくなり、一時静寂が王宮を包む。
しかし、次の瞬間、宰相の体から黒い霧が出て、スッと上空へ移動する。霧は大きな球体に変化し、その姿をどんどん膨らませてゆく。羽のある魔物が生まれた時と似ているけれど、それよりも遥かに禍々しい気がした。
「ディオ! これが本体ですか?」
「いや、まだ姿が変化していない。真の姿はもっとおぞましい」
「では、その本体の悪魔を倒せば終わりですね!」
「ああ! ララ、槍を頼む!」
ん? と首を傾げた私は、ディオの驚きの表情を見た。
槍? 槍……あれ、そういえば槍で悪魔を刺してとどめを刺すんだっけ? その槍は一体どこにあるの?
「では、そろそろ本性を現すのでしょうか」
「ああ、間違いない……っと、見ろ! 始まったぞ」
ディオの指差す先には崩れ落ちる宰相の姿。魔法陣の上にぱたりと倒れた宰相は、そのまま動かなくなり、一時静寂が王宮を包む。
しかし、次の瞬間、宰相の体から黒い霧が出て、スッと上空へ移動する。霧は大きな球体に変化し、その姿をどんどん膨らませてゆく。羽のある魔物が生まれた時と似ているけれど、それよりも遥かに禍々しい気がした。
「ディオ! これが本体ですか?」
「いや、まだ姿が変化していない。真の姿はもっとおぞましい」
「では、その本体の悪魔を倒せば終わりですね!」
「ああ! ララ、槍を頼む!」
ん? と首を傾げた私は、ディオの驚きの表情を見た。
槍? 槍……あれ、そういえば槍で悪魔を刺してとどめを刺すんだっけ? その槍は一体どこにあるの?