追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
「槍……私、どこから持って来ていましたか? えーっと、創造してました? あれ?」
「映像では、すでに持っていた。創造したかどうかはわからない」
ディオは呆然としたまま言った。
このまま、私が槍を出せなければ、未来はバッドエンドになるのだろう。何とかしなければと、焦れば焦るほど考えは纏まらず、もどかしさだけが募る。
落ち着いて。創造をすればきっと……。
「ララ様。お待たせしました」
「え? ムーン? どうしたの?」
バサバサっと大きな翼をはばたかせ、ムーンは私の肩に止まる。
「どうしたの、とは呑気なこと。あの悪魔めを倒す槍がやって来たというのに」
「槍! どこ? どこにあるの? 早く出して」
「ホホホ、またお忘れの様子。ではご説明させていただきます。ララ様は私とスピネを創造する時、こう願われました。雄々しい黒狼。何にも染まらぬ漆黒はあらゆる魔を寄せ付けない『盾』となる。全知の白梟。夜の闇を切り裂く白き翼は、邪悪を滅する『槍』となる、と」
「盾と槍! え、それじゃあ……」
「映像では、すでに持っていた。創造したかどうかはわからない」
ディオは呆然としたまま言った。
このまま、私が槍を出せなければ、未来はバッドエンドになるのだろう。何とかしなければと、焦れば焦るほど考えは纏まらず、もどかしさだけが募る。
落ち着いて。創造をすればきっと……。
「ララ様。お待たせしました」
「え? ムーン? どうしたの?」
バサバサっと大きな翼をはばたかせ、ムーンは私の肩に止まる。
「どうしたの、とは呑気なこと。あの悪魔めを倒す槍がやって来たというのに」
「槍! どこ? どこにあるの? 早く出して」
「ホホホ、またお忘れの様子。ではご説明させていただきます。ララ様は私とスピネを創造する時、こう願われました。雄々しい黒狼。何にも染まらぬ漆黒はあらゆる魔を寄せ付けない『盾』となる。全知の白梟。夜の闇を切り裂く白き翼は、邪悪を滅する『槍』となる、と」
「盾と槍! え、それじゃあ……」