追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
槍も盾も扱ったことはない。使い方すら知らない。でも、不思議となにも怖くなかった。まるで、毎日使うもののように体が使い方をわかっていた。
私は彼らを装備して、ネビロスが本性を現すのを待った。
「来るぞ、ドラゴン。距離を取れ」
「了解っ」
ディオの言葉にアメちゃんが素早く動いた。すると、その直後球体がはじけ、悪魔ネビロスが出て来た。
黒い体に腕が六本、足が二本。大きな翼を四枚持ち、頭には二本の角がある。口は耳まで裂けて大きな牙が見え隠れし、三個ある目のひとつは額についていた。
「これが……悪魔ネビロス……」
大きく禍々しい姿に絶句した。こんなものが、ずっとファルナシオンに巣くっていて、魔王復活を目論んでいたなんて、考えるだけでも恐ろしい。でも、その恐ろしいものにこれから挑まなくてはならないのだ。
「ああ、月蝕が終わる! なんとかせねば」
上空を見てネビロスは叫んだ。
月はもう半分ほど顔を出し、元の姿に戻ろうとしている。魔王復活のタイムリミットは五分もない。五分で私を生贄に捧げなければネビロスの野望は潰え、また誰かに憑依するだろう。
私は彼らを装備して、ネビロスが本性を現すのを待った。
「来るぞ、ドラゴン。距離を取れ」
「了解っ」
ディオの言葉にアメちゃんが素早く動いた。すると、その直後球体がはじけ、悪魔ネビロスが出て来た。
黒い体に腕が六本、足が二本。大きな翼を四枚持ち、頭には二本の角がある。口は耳まで裂けて大きな牙が見え隠れし、三個ある目のひとつは額についていた。
「これが……悪魔ネビロス……」
大きく禍々しい姿に絶句した。こんなものが、ずっとファルナシオンに巣くっていて、魔王復活を目論んでいたなんて、考えるだけでも恐ろしい。でも、その恐ろしいものにこれから挑まなくてはならないのだ。
「ああ、月蝕が終わる! なんとかせねば」
上空を見てネビロスは叫んだ。
月はもう半分ほど顔を出し、元の姿に戻ろうとしている。魔王復活のタイムリミットは五分もない。五分で私を生贄に捧げなければネビロスの野望は潰え、また誰かに憑依するだろう。