追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
畑の奥の方にほんの少しだけ、緑の物が見えている。ちょうど光が当たるところだから、生育状況が良かったのかもね。なんの野菜か確認したくて、軽い気持ちで近付いてみた。すると、ヒュンと耳元を何かが通り過ぎる。虫かな?と思い、よく見てみると、それは弓矢だった。ゾッとして後退ると、直後、男の怒号が聞こえた。
「動くな! 不審者め!」
「は?」
振り向くと、数人の男たちが各々武器を手に立っている。
グリーランドの住民? それにしては、武器の持ち方が様になっている。さっきの矢も、すれすれを狙うなんて相当な技術がないと無理だ。
彼らはとても怒っているようで、その矛先はどうやら私だ。
「王都から来たのか? 誰の差し金だ? どこから入った? 目的はなんだ?」
先頭にいた大男が、怒涛のように捲し立てる。出来たら、質問はゆっくり、ひとつずつにして欲しい。恐怖でこちらも混乱しているから、最初の質問しか覚えていないわ。
仕方なく、私は最初の質問に答えた。
「王都からですが……怪しいものではありません。旅商人です。いろいろ持っていますよ、商品を見ますか?」
「動くな。動いたら、次は頭を狙う」
「動くな! 不審者め!」
「は?」
振り向くと、数人の男たちが各々武器を手に立っている。
グリーランドの住民? それにしては、武器の持ち方が様になっている。さっきの矢も、すれすれを狙うなんて相当な技術がないと無理だ。
彼らはとても怒っているようで、その矛先はどうやら私だ。
「王都から来たのか? 誰の差し金だ? どこから入った? 目的はなんだ?」
先頭にいた大男が、怒涛のように捲し立てる。出来たら、質問はゆっくり、ひとつずつにして欲しい。恐怖でこちらも混乱しているから、最初の質問しか覚えていないわ。
仕方なく、私は最初の質問に答えた。
「王都からですが……怪しいものではありません。旅商人です。いろいろ持っていますよ、商品を見ますか?」
「動くな。動いたら、次は頭を狙う」