タケノコ令嬢は今日もタケノコ掘りで忙しい
「では、私がフェレーリ家の養子になったことを知った人がいて、その人はモノ好きだったということですね」

「まあ、そうだな」
 祖父は慌てて咳払いをする。「悪い話ではないのだが」

「お相手は?」そう、肝心のその相手。

「王弟殿下」

「はい?」

「つまり、ロレーヌ公爵」

 王弟殿下がロレーヌ公爵であることをロッサナだって知っている。多分、前国王と第二妃の間の息子だったような気がする。年は確か、ロッサナよりも十近く上だったような。
 なぜ、そのような人物が?

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