因縁の御曹司と政略結婚したら、剝き出しの愛を刻まれました
「……いいな」
「えっ?」
「浴衣。よく似合っている。乱し甲斐がありそうだ」
軽く口角を引き上げた笑みに色香を漂わせ、光圀さんが私のすぐ隣に腰を下ろす。
サラッと意味深なことを呟く彼は、まるでお酒に酔った時のよう。
「食堂に寄って、一杯ひっかけてないですよね?」
ドキドキしながら光圀さんの顔を覗く。
「そんな勿体ないことをするか。きみとの初めての夜を、体にも心にも焼き付けたいというのに」
冗談っぽく笑ったのは最初だけで、光圀さんは蕩けそうな甘い目をして、私の頬にそっと手を当てる。
そのまま目を閉じて顔を近づけてきた彼は、優しいキスで唇をふさいだ。
「いつも、キスで止めるのが苦しかった」
互いの息遣いを感じる距離で、光圀さんが告白する。そしてまた唇を重ね、音を立てて私の唇を啄む。お互いの吐息が、徐々に熱を帯びていく。
光圀さんはキスをしながら私の丹前を脱がせ、布団の上にそっと押し倒す。
寝巻用の簡素な帯はすぐに解かれてしまい、はだけた浴衣の胸元からブラのレースが覗く。