エリート警察官は彼女を逃がさない
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「なんか美緒調子悪い? それとも何かあった?」

従業員用の休憩室でお弁当を広げていた私は、目の前に座っていた咲良に視線を向けた。

「そんなことないよ」
「いや、長い付き合いをなめない方がいいよ。体調じゃなきゃ仕事、いやまさか男?」

にやにやしながら咲良は私をジッと見据える。
昼食には少し遅い14時半、これから夜の準備前に腹ごしらえに来ていた咲良と一緒になれたというのに、どうやら私の顔は曇っていたらしい。

「仕事……ではない」
「え? 嘘、冗談でいったけど本気で男?」
心底驚いたようで咲良はドーナツを持ったまま動きを止めた。

「そんなに驚くこと?」
今までどんなふうに思われていたのかと、私は少しだけ不服そうに問いかける。
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