王女の選択
カーラはつんとすました表情答えると、リュカは笑いながら女性は準備がたくさんあるからねと言いながらカーラの手の甲にキスをすると、大広間から出て行った。カーラは急いで厨房へと向かっていると、大きな箱を掲げたステラに出くわした。
「おっしゃっていたワイングラスをお持ちしました」
中を開けると金銀のカップが一つずつ、その他にブロンズのカップがいくつか入っていた。
「私が磨いてトレーに並べておくわ。父は交渉の時に出してほしいと言っているの」
カーラは箱を受け取ると、小テーブルにカップを並べ、一つ一つ丁寧に磨き上げた。
ジルベールが年代物のワインを数本ワイン蔵から出してきたようで、それも一緒に埃を落とす。カーラは全てのカップをトレーに並べるとドレスを着るために急いで階段を駆け上った。ステラが今日のために裁縫し直したサファイヤブルーのドレスがベッドの上に広げられている。