神殺しのクロノスタシスⅣ
舞台は、そのまま続いていく。
「シルナ・エインリーは才能ある生徒を学院に招き、彼らが将来自分に歯向かうことがないよう、優しい洗脳をかけているのです。無垢な少年少女達は、シルナ・エインリーの卑劣な笑顔に騙され、道を踏み外してしまいます」
…早く終わってくれないかな。この人間劇場。
頭痛が酷くなってくるんだけど。
「挙げ句、誤った選択をしたシルナ・エインリーを擁護するようになるのです。それもこれも、彼が生徒達を洗脳したせいです。何の罪もない生徒達を…。許されざる悪行です」
うん、そうだね。
私の悪行なんて、つらつら重ねてたらキリがないよ。
全部言うつもりなのかな?
「そして学院と同時に、彼は聖魔騎士団という軍隊を作り、自らもそこに所属することによって、学院を卒業した魔導師達も管理下に置けるよう常に見張っているのです」
…見張ってるつもりはないんだけど…。
「こうして、国も、王家も、聖魔騎士団さえも手玉に取ったシルナ・エインリーは、この地にて盤石な地位を手に入れ、自らの立場を確固たるものにしたのです」
…手玉に取ったつもりもないんだけど…。
でも、確固たる立場を得たのは違いない。
「あまつさえシルナ・エインリーは、かつてイーニシュフェルトの里があった地に学院を立て、その学院にもイーニシュフェルトの名前を付けました。…なんという皮肉でしょう?死者を冒涜しているとしか思えません」
ここでまた、憎しみの眼差しを向けた、イーニシュフェルトの里の魔導師達の映像が出てくるのか…と思ったら。
突然、舞台が少し明るくなった。
「ではここで、証人として、ゲストを一人お呼びしています。こちらにどうぞ」
「…えっ…!」
私は、思わず声をあげた。
羽久もどきは、舞台袖から一人の人物を呼んだ。
それは。
「ご紹介致します。彼女はイーニシュフェルトの里における、シルナ・エインリー以外の唯一の生き残り…ヴァルシーナ・クルスさんです」
思いもよらない人物が、舞台の上に立った。
「シルナ・エインリーは才能ある生徒を学院に招き、彼らが将来自分に歯向かうことがないよう、優しい洗脳をかけているのです。無垢な少年少女達は、シルナ・エインリーの卑劣な笑顔に騙され、道を踏み外してしまいます」
…早く終わってくれないかな。この人間劇場。
頭痛が酷くなってくるんだけど。
「挙げ句、誤った選択をしたシルナ・エインリーを擁護するようになるのです。それもこれも、彼が生徒達を洗脳したせいです。何の罪もない生徒達を…。許されざる悪行です」
うん、そうだね。
私の悪行なんて、つらつら重ねてたらキリがないよ。
全部言うつもりなのかな?
「そして学院と同時に、彼は聖魔騎士団という軍隊を作り、自らもそこに所属することによって、学院を卒業した魔導師達も管理下に置けるよう常に見張っているのです」
…見張ってるつもりはないんだけど…。
「こうして、国も、王家も、聖魔騎士団さえも手玉に取ったシルナ・エインリーは、この地にて盤石な地位を手に入れ、自らの立場を確固たるものにしたのです」
…手玉に取ったつもりもないんだけど…。
でも、確固たる立場を得たのは違いない。
「あまつさえシルナ・エインリーは、かつてイーニシュフェルトの里があった地に学院を立て、その学院にもイーニシュフェルトの名前を付けました。…なんという皮肉でしょう?死者を冒涜しているとしか思えません」
ここでまた、憎しみの眼差しを向けた、イーニシュフェルトの里の魔導師達の映像が出てくるのか…と思ったら。
突然、舞台が少し明るくなった。
「ではここで、証人として、ゲストを一人お呼びしています。こちらにどうぞ」
「…えっ…!」
私は、思わず声をあげた。
羽久もどきは、舞台袖から一人の人物を呼んだ。
それは。
「ご紹介致します。彼女はイーニシュフェルトの里における、シルナ・エインリー以外の唯一の生き残り…ヴァルシーナ・クルスさんです」
思いもよらない人物が、舞台の上に立った。