神殺しのクロノスタシスⅣ
羽久もどきがそう言って、次に舞台に上がったのは。
「初めまして。私はシュニィ・ルシェリート。シルナ・エインリーの被害者の一人です」
…シュニィちゃん…もどき。
彼女が舞台に出て、マイクを握っていた。
シュニィちゃんまで現れるとは…。登場人物が、どんどん増えていく。
「私はご覧の通り、アルデン人です。人々に忌み嫌われる人種です。私の望みは、目立たないよう静かに、穏やかに暮らすことでした。ですがシルナ・エインリーによって、その望みは打ち砕かれました」
…。
「彼は私に魔導師の才能があると見るや、無理矢理イーニシュフェルト魔導学院に入学させました。クラスメイトからは奇異の目で見られ、平穏に暮らす夢は潰えました」
…。
「そして卒業後も、私の魔法を利用する為、私を聖魔騎士団魔導部隊の大隊長に据え、事あるごとに私を利用しているのです。とても卑劣な行為だと、私は思います」
…。
「私には子供がいます。二人です。シルナ・エインリーは私のみならず、私の子供達にも目をつけています。将来自分の手下に加える為に、今から媚を売っているのです。あの男は、親子共々、私達を利用するつもりなのです」
…。
「彼が私を無理矢理魔導師にしたせいで、私は今、アルデン人の魔女として汚名を着せられ、深く傷ついています…。全てシルナ・エインリーのせいです」
…。
「私は、シルナ・エインリーのことを決して許しません」
…。
「ありがとうございました。それでは次に、そんなシュニィ・ルシェリートさんの夫、アトラス・ルシェリートさんにお話を聞きてみましょう。どうぞ」
…。
舞台に、また一人私の犠牲者を名乗る人物が上る。
「俺はアトラス・ルシェリート。聖魔騎士団の団長だ」
アトラス君もどきもまた、マイクを持って舞台に立った。
「俺もまた、シルナ・エインリーによって自分の人生を狂わされた。なんと言っても彼は、魔導適性のない俺を、イーニシュフェルト魔導学院に入学させたんだ」
「え?魔導適性がないのに、魔導師養成校であるイーニシュフェルト魔導学院に?」
羽久もどきが、大袈裟に驚いて聞いた。
…。
「そうだ。魔導適性の有無は関係ない。奴は自分の手駒に使えそうな人物を見ると、魔導適性に関係なく、自分の手元に置いておきたいんだ」
…。
「俺は望まずに、イーニシュフェルト魔導学院に交換留学生として入学した。そこで、ここにいるシュニィと出会うことになった」
…。
「シルナ・エインリーの手引きで、俺はシュニィと結婚するように仕向けられた。お陰で俺は今、アルデン人の妻と、アルデン人の血を引く子供を二人も持つことになった」
…。
「そのせいで、俺まで汚らわしい者として見られている。自分自身も、家族までも罵倒される。シルナ・エインリーが俺をイーニシュフェルト魔導学院に呼ばなければ、俺は真っ当なルーデュニア人女性と結婚し、誰に憚れることなく、幸せな家庭を築けていたはずなのに」
…。
「俺は、決してシルナ・エインリーを許さない。あの男は、ルーデュニア聖王国の敵だ」
…。
「ありがとうございました。それでは次の方、どうぞ」
羽久もどきは、次々に私の被害者、犠牲者を呼んだ。
「初めまして。私はシュニィ・ルシェリート。シルナ・エインリーの被害者の一人です」
…シュニィちゃん…もどき。
彼女が舞台に出て、マイクを握っていた。
シュニィちゃんまで現れるとは…。登場人物が、どんどん増えていく。
「私はご覧の通り、アルデン人です。人々に忌み嫌われる人種です。私の望みは、目立たないよう静かに、穏やかに暮らすことでした。ですがシルナ・エインリーによって、その望みは打ち砕かれました」
…。
「彼は私に魔導師の才能があると見るや、無理矢理イーニシュフェルト魔導学院に入学させました。クラスメイトからは奇異の目で見られ、平穏に暮らす夢は潰えました」
…。
「そして卒業後も、私の魔法を利用する為、私を聖魔騎士団魔導部隊の大隊長に据え、事あるごとに私を利用しているのです。とても卑劣な行為だと、私は思います」
…。
「私には子供がいます。二人です。シルナ・エインリーは私のみならず、私の子供達にも目をつけています。将来自分の手下に加える為に、今から媚を売っているのです。あの男は、親子共々、私達を利用するつもりなのです」
…。
「彼が私を無理矢理魔導師にしたせいで、私は今、アルデン人の魔女として汚名を着せられ、深く傷ついています…。全てシルナ・エインリーのせいです」
…。
「私は、シルナ・エインリーのことを決して許しません」
…。
「ありがとうございました。それでは次に、そんなシュニィ・ルシェリートさんの夫、アトラス・ルシェリートさんにお話を聞きてみましょう。どうぞ」
…。
舞台に、また一人私の犠牲者を名乗る人物が上る。
「俺はアトラス・ルシェリート。聖魔騎士団の団長だ」
アトラス君もどきもまた、マイクを持って舞台に立った。
「俺もまた、シルナ・エインリーによって自分の人生を狂わされた。なんと言っても彼は、魔導適性のない俺を、イーニシュフェルト魔導学院に入学させたんだ」
「え?魔導適性がないのに、魔導師養成校であるイーニシュフェルト魔導学院に?」
羽久もどきが、大袈裟に驚いて聞いた。
…。
「そうだ。魔導適性の有無は関係ない。奴は自分の手駒に使えそうな人物を見ると、魔導適性に関係なく、自分の手元に置いておきたいんだ」
…。
「俺は望まずに、イーニシュフェルト魔導学院に交換留学生として入学した。そこで、ここにいるシュニィと出会うことになった」
…。
「シルナ・エインリーの手引きで、俺はシュニィと結婚するように仕向けられた。お陰で俺は今、アルデン人の妻と、アルデン人の血を引く子供を二人も持つことになった」
…。
「そのせいで、俺まで汚らわしい者として見られている。自分自身も、家族までも罵倒される。シルナ・エインリーが俺をイーニシュフェルト魔導学院に呼ばなければ、俺は真っ当なルーデュニア人女性と結婚し、誰に憚れることなく、幸せな家庭を築けていたはずなのに」
…。
「俺は、決してシルナ・エインリーを許さない。あの男は、ルーデュニア聖王国の敵だ」
…。
「ありがとうございました。それでは次の方、どうぞ」
羽久もどきは、次々に私の被害者、犠牲者を呼んだ。