神殺しのクロノスタシスⅣ
――――――…シルナ曰く。


この賢者の石によって作られた、異次元世界から抜け出す方法は、意外とシンプルだ。

異次元世界のちょっとした亀裂に、ありったけの魔力を注ぎ込んで、ぶち壊す。

それだけで良い。

要するに力ずくでこじ開けろ、ってことだ。

言うは易しだが、これは並みの魔導師に出来ることではないらしい。

それでも、俺達なら。

シルナに選ばれた俺達なら、突破出来る。

だから俺はその信頼に応えた。

シルナもどきに、ありったけの魔力を注ぎ込んでぶち壊した…結果。

世界が真っ白になって、気がついたときには。





…俺は、魔法陣があったはずの場所に、戻ってきていた。




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