神殺しのクロノスタシスⅣ
「…よく分かりましたよ」

「え…?」

この世界がどういう世界なのか、何で俺達が、こんな世界に巻き込まれたのか。

これで大体分かった。

なら、あとは簡単。

帰るだけだ。

え?魔法が使えないのに、どうやって帰るのか、って?

…魔法が使えるか使えないかなんて、やってみなければ分からないじゃないですか。

やってみても無理だったら、また別の方法を考えよう。

やれやれ。この俺が、こんなに真面目に労働意欲に燃えているというのに。

世界の方がやる気出さないんじゃ、俺が頑張ってる意味がない。

…まぁ、何にせよ。

やるだけのことはやりますし、是が非でも帰らせてもらいますよ。

あの人が帰れなくて困ってたら、助けに行かないといけませんしね。





「俺は、あなたの相棒ですからね」

気長に待っててください、キュレムさん。

俺は、全身に強く魔力を込めた。




世界が、白い光に包まれた。
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