再愛婚~別れを告げた御曹司に見つかって、ママも息子も溺愛されています~
「調子に乗りすぎだ! 俺はまだおっちゃんを許した訳じゃない」
「まぁ……そうだよな」

 真綾を泣かせ、辛い思いをさせてきた張本人である央太だ。
 今まで真綾を守ってきた幹太にしてみたら、簡単に許せるものじゃない。

 そのことに理解を示していると、幹太は恥ずかしそうに小さく呟いた。

「ママが許したのなら、俺も……許してやってもいい」
「幹太」
「だから、せいぜい頑張れよ」
「本当……、大人顔負けだな、幹太」
「強くなくちゃ、うちのママ守れねぇーしな。うちのママ、美人だから言い寄ってくるヤツ多いし。それなのに、ママは気がつかないんだ」
「あぁ……」

 なんとなく想像はできる。幹太と目を合わせ、お互い同意してしまう。
 真綾は、しっかりしているようで、どこか抜けているところがある。
 そのホワホワとしたところがかわいいところでもあり、守ってあげたいと思う男が多いことも頷けた。
 
 ――その筆頭が、ノアさんということなんだろうな……。

 真綾へ許しを乞うのも大変そうだが、彼女に群がる男どもにも目を配らなくてはならなくなりそうだ。
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