再愛婚~別れを告げた御曹司に見つかって、ママも息子も溺愛されています~
――いい人に巡り合えたんだな、道子は。
永江家の長女として、かなり甘やかされて育った道子は、わがままなお姫様といった感じだった。
六年前も面倒なことは央太に押しつけようとして、結果的には自分の我が儘を通そうとしたのだ。
当時、道子には付き合っている男がいた。だが、その男というのが、ろくでもないやつで……。
道子を金づるにしているような、男だった。
そうとも知らず恋に落ちてしまった道子は、彼と結婚したいと強く願うように。
二人の結婚を阻むものといえば、永江家のことだ。
親としては、央太に永江物産を継がせる予定でいたのだが、道子に婿を取らせるという考えにシフトチェンジしつつあった。
道子は恋人と結婚したかったので、とにかく央太に実家を継いでもらわなくては困る。
そのためには、央太の恋人である真綾の存在が邪魔だった。
それで、真綾が央太と別れるように仕向けたという。
時期を聞けば、ちょうど央太が弁護士を諦めなければならないと悩んでいた時期とかぶる。
真綾は妊娠していることを央太に相談しなかったのだが、道子に「兄と別れてほしい」と言われてできなかったのだ。
永江家の長女として、かなり甘やかされて育った道子は、わがままなお姫様といった感じだった。
六年前も面倒なことは央太に押しつけようとして、結果的には自分の我が儘を通そうとしたのだ。
当時、道子には付き合っている男がいた。だが、その男というのが、ろくでもないやつで……。
道子を金づるにしているような、男だった。
そうとも知らず恋に落ちてしまった道子は、彼と結婚したいと強く願うように。
二人の結婚を阻むものといえば、永江家のことだ。
親としては、央太に永江物産を継がせる予定でいたのだが、道子に婿を取らせるという考えにシフトチェンジしつつあった。
道子は恋人と結婚したかったので、とにかく央太に実家を継いでもらわなくては困る。
そのためには、央太の恋人である真綾の存在が邪魔だった。
それで、真綾が央太と別れるように仕向けたという。
時期を聞けば、ちょうど央太が弁護士を諦めなければならないと悩んでいた時期とかぶる。
真綾は妊娠していることを央太に相談しなかったのだが、道子に「兄と別れてほしい」と言われてできなかったのだ。