再愛婚~別れを告げた御曹司に見つかって、ママも息子も溺愛されています~
決まっていた就職先に辞退届を提出し、住んでいたマンションも引き払う。
そして、両親がいるイギリスに向かうことを決断したのだ。
成田空港から飛び立つ前に、央太に宛てて一通の手紙を投函した。
〝世界を股に掛けた仕事をしたい。その思いがやっぱり強くなってしまいました。決まっていた就職先には辞退届を提出済みです。当分、日本には戻らない予定です。今までありがとうございました。さようなら〟
と一方的な内容の手紙をしたためた。
彼がこの手紙を手にする頃、真綾のマンションにあった央太の私物や、彼のマンションの鍵を入れた小包が届く算段だ。
これでもう、真綾が央太に会うことは二度とない。
お腹の子のこと、そして央太の輝かしい未来を望むのならば、真綾は彼から離れるべきだ。
央太の気持ちは、本人に聞いたわけではないからわからずじまい。気になるが、もう彼とは会わない方がいいだろう。
央太が何かの理由があって実家のことを真綾に伝えていなかったとしても、彼の立場は変わらず御曹司のままだ。
いつか真綾の存在が邪魔になる日がくるかもしれない。
そして、両親がいるイギリスに向かうことを決断したのだ。
成田空港から飛び立つ前に、央太に宛てて一通の手紙を投函した。
〝世界を股に掛けた仕事をしたい。その思いがやっぱり強くなってしまいました。決まっていた就職先には辞退届を提出済みです。当分、日本には戻らない予定です。今までありがとうございました。さようなら〟
と一方的な内容の手紙をしたためた。
彼がこの手紙を手にする頃、真綾のマンションにあった央太の私物や、彼のマンションの鍵を入れた小包が届く算段だ。
これでもう、真綾が央太に会うことは二度とない。
お腹の子のこと、そして央太の輝かしい未来を望むのならば、真綾は彼から離れるべきだ。
央太の気持ちは、本人に聞いたわけではないからわからずじまい。気になるが、もう彼とは会わない方がいいだろう。
央太が何かの理由があって実家のことを真綾に伝えていなかったとしても、彼の立場は変わらず御曹司のままだ。
いつか真綾の存在が邪魔になる日がくるかもしれない。