再愛婚~別れを告げた御曹司に見つかって、ママも息子も溺愛されています~
なぜか偉そうに文句を言う幹太を見て、全身から力が抜けてしまった。
怒りと安堵が混ざりあって、涙が出てしまいそうだ。
ヘナヘナとその場にしゃがみ込んだ真綾に、幹太はここまでの経緯を話し出した。
どうやら幹太は子ども服の店の入り口辺りに立っていたのだが、人の流れに押し流されてしまったらしく迷子になってしまったらしい。
だが、そのとき、近くにいた男性に声をかけて助けを乞うたというのだ。
なかなかな対処方法ではあるが、声をかけた人がいい人だったからよかったものの、事件に巻き込まれることだってあるのだ。
それを幹太に言うと、「大丈夫」の一言。ばかにきっぱりと言い切る幹太を、真綾は怪訝顔で見つめる。
「だって、弁護士バッチつけていたし。さすがにそんな格好で誘拐とかしないだろ?」
「……弁護士さんって」
今、放映しているヒーロー戦隊には、弁護士が登場している。だからこそ、弁護士バッチのことを幹太が知っていたのだろう。
しかし、弁護士というワードを聞いて、ドキッとしてしまう。
怒りと安堵が混ざりあって、涙が出てしまいそうだ。
ヘナヘナとその場にしゃがみ込んだ真綾に、幹太はここまでの経緯を話し出した。
どうやら幹太は子ども服の店の入り口辺りに立っていたのだが、人の流れに押し流されてしまったらしく迷子になってしまったらしい。
だが、そのとき、近くにいた男性に声をかけて助けを乞うたというのだ。
なかなかな対処方法ではあるが、声をかけた人がいい人だったからよかったものの、事件に巻き込まれることだってあるのだ。
それを幹太に言うと、「大丈夫」の一言。ばかにきっぱりと言い切る幹太を、真綾は怪訝顔で見つめる。
「だって、弁護士バッチつけていたし。さすがにそんな格好で誘拐とかしないだろ?」
「……弁護士さんって」
今、放映しているヒーロー戦隊には、弁護士が登場している。だからこそ、弁護士バッチのことを幹太が知っていたのだろう。
しかし、弁護士というワードを聞いて、ドキッとしてしまう。