再愛婚~別れを告げた御曹司に見つかって、ママも息子も溺愛されています~
どういうことだと眉間に皺を寄せて考えこむ真綾に、幹太がばつが悪そうに口を尖らせる。
「迷って困っているときに、このおっちゃんに助けてもらった」
「あ……!!」
確かにショッピングモールで幹太は迷子になってしまった。そのときに助けてくれたのは弁護士の男性だと言っていたはず。
まさか、そのときの弁護士の男性が央太とは……。
偶然にしたって驚きしかない。あのときは幹太を助けてくれた男性はすでにおらず、お礼も言えなかった。
真綾は慌てて頭を下げる。
「その節は、息子がお世話になりました。本当にありがとうございました」
「いや、いきなり声をかけられてビックリしたけどな」
ははは、と軽快に笑う央太に、幹太は澄ました顔で言いのける。
「弁護士バッジついてたから、声かけても大丈夫だと思ったんだ」
「お? 弁護士だってわかったんだ?」
「まあな、だってレッドは弁護士バッジついているから知っているんだ」
「レッド?」
なんのことだかわかっていない央太が首を傾げているのを見て、真綾は苦笑いをする。
「今、子どもたちに人気の戦隊ヒーローの職業が弁護士なんです」
「迷って困っているときに、このおっちゃんに助けてもらった」
「あ……!!」
確かにショッピングモールで幹太は迷子になってしまった。そのときに助けてくれたのは弁護士の男性だと言っていたはず。
まさか、そのときの弁護士の男性が央太とは……。
偶然にしたって驚きしかない。あのときは幹太を助けてくれた男性はすでにおらず、お礼も言えなかった。
真綾は慌てて頭を下げる。
「その節は、息子がお世話になりました。本当にありがとうございました」
「いや、いきなり声をかけられてビックリしたけどな」
ははは、と軽快に笑う央太に、幹太は澄ました顔で言いのける。
「弁護士バッジついてたから、声かけても大丈夫だと思ったんだ」
「お? 弁護士だってわかったんだ?」
「まあな、だってレッドは弁護士バッジついているから知っているんだ」
「レッド?」
なんのことだかわかっていない央太が首を傾げているのを見て、真綾は苦笑いをする。
「今、子どもたちに人気の戦隊ヒーローの職業が弁護士なんです」