悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~2
「そうだよな。エリオット殿下とのことなんて、誰かに聞かれたらまずいもんな。いいぜ、付き合うよ」
エリオットに後ろめたい気持ちの話をするわけではない。そう決めつけているルカに、一層むかむかした。
彼と、しっかり話す必要がある。
この気持ちが悪くなる言葉掛けを、今日限りで終わらせるのだ。
アメリアが向かったのは、クラークにアドバイスされたあの別棟だった。普段から人の出入りが少ない例の場所だ。
貴族サロンに立ち寄るのは、落ち着いた年齢の貴族がまばらにいる程度だ。
有難いことに、今は誰もいないようだった。これなら妙な噂を立てられることもないだろう。
(クラーク様のことだから、時間帯の人の流れを把握していたのかも。それで勧めてきたのね)
さすがだと思った時、サロン前を通り過ぎてすぐルカが足を止めた。掴んでいる手に引っ張られる形でアメリアは足を止める。
「あのさ、もうここでいいだろう?」
無人のサロンが落ち着かないようだ。
彼は国賓として留学滞在している。このようなところには来ないだろう。
「分かりました。なら、ここで話しましょう」
人に聞かれる心配はないので、アメリアは廊下でルカと向き合う。
「はっきり言います。私は第二王子エリオット様の婚約者なの。人がいる場所で、あんな提案はするものではないわ。二度としないでくださいます?」
エリオットに後ろめたい気持ちの話をするわけではない。そう決めつけているルカに、一層むかむかした。
彼と、しっかり話す必要がある。
この気持ちが悪くなる言葉掛けを、今日限りで終わらせるのだ。
アメリアが向かったのは、クラークにアドバイスされたあの別棟だった。普段から人の出入りが少ない例の場所だ。
貴族サロンに立ち寄るのは、落ち着いた年齢の貴族がまばらにいる程度だ。
有難いことに、今は誰もいないようだった。これなら妙な噂を立てられることもないだろう。
(クラーク様のことだから、時間帯の人の流れを把握していたのかも。それで勧めてきたのね)
さすがだと思った時、サロン前を通り過ぎてすぐルカが足を止めた。掴んでいる手に引っ張られる形でアメリアは足を止める。
「あのさ、もうここでいいだろう?」
無人のサロンが落ち着かないようだ。
彼は国賓として留学滞在している。このようなところには来ないだろう。
「分かりました。なら、ここで話しましょう」
人に聞かれる心配はないので、アメリアは廊下でルカと向き合う。
「はっきり言います。私は第二王子エリオット様の婚約者なの。人がいる場所で、あんな提案はするものではないわ。二度としないでくださいます?」