悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~2
「さすがはお前です。物騒ですが、ミッシェル様のこととなると敵に容赦がないのは百点満点です」

(ですよね! クラーク様なら斬りそうですもんね!)

アメリアは、彼の腰に見える剣を見て思う。

でも、彼ならそんなことはしないだろう。今のところミッシェルに気が向いていたアメリアは、冗談だという感覚の方が勝った。

「そうっ、ミッシェル様の恋が成就した今っ、私はさらなる推し活を進めていきたいと思うのです!」

話を一心に聞いてくれているクラークを前に、堂々立ち上がり考えを告げた。

「ほぉ、なるほど――とすると?」

「ここにっ、ミッシェル様のさらなる推し活を宣言したいと思います!」

クラークが素早く両手を出し、パチパチと拍手した。

(ミッシェル様の幸せのためっ。何より、見たい自分達の欲望を満たすため!)

まずはその計画について、アメリアはクラークと話すことにした。



◆§◆§◆



帰宅後、アメリアはリビングの隣の部屋にいた。

(まずは見守れる場所の確認と確保よねっ)

下準備は必要だ。妃教育が始まってしばらくはずっとアメリアも身動きがあまり取れないだろうし、ここはコツコツと積み重ねていくしかない。

ここ数日と同じく、引き続き明日も〝追い駆けるルート〟で観察ポイントを発見できるか捜すのだ。

一緒に話した際にミッシェルからスケジュールは聞けた。

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