悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~2
「なんで!? 俺をこのまま放り出すってひどくない!?」
「とりあえず、誤解した諸々も俺に納得させろ」
エリオットが促した。ルカは足が痺れたので立ち上がってもいいかと聞いてから、話し始めた。
表面上和平を守っている状態であるだけのバゼリリアン王国では、少し前に王位継承の順位決めに関する知らせが出された。
本来は、妻になる相手がいる兄弟たちが上位を、残る順位を他の兄弟同士で争っていくことになる。
しかし今回、国民と臣下の支持を集めるために兄弟たちは貢献作りに躍起になっていて、候補さえいなかった。
「『妻になる女性がいればよかったなぁ』と兄弟たちの関心が向いた時、偶然〝一番目を押しのけて、二番目の王子が急きょ婚約した〟という、隣国のニュースが興味を引いたんだよ」
言い方の印象が悪いのは、十一人の兄弟が全員、次期国王の布石に婚約をしたと思ったからだ。
「あの王子は結婚しない、参謀をはる、というのが兄上たちの総意見だった」
「おい、国交で俺が行くことになったら覚えてろよ」
エリオットが立ち上がりかけたが、クラークが素早く着席させていた。
「ナメられていない証拠ですよ。あの国は、戦争をしかけてあそこまで大きくなった歴史がありますから」
「そうそう、隣国の王子共はぽやぽやしているからつて、兄上たちは存在さえ気にしてないし」
「とりあえず、誤解した諸々も俺に納得させろ」
エリオットが促した。ルカは足が痺れたので立ち上がってもいいかと聞いてから、話し始めた。
表面上和平を守っている状態であるだけのバゼリリアン王国では、少し前に王位継承の順位決めに関する知らせが出された。
本来は、妻になる相手がいる兄弟たちが上位を、残る順位を他の兄弟同士で争っていくことになる。
しかし今回、国民と臣下の支持を集めるために兄弟たちは貢献作りに躍起になっていて、候補さえいなかった。
「『妻になる女性がいればよかったなぁ』と兄弟たちの関心が向いた時、偶然〝一番目を押しのけて、二番目の王子が急きょ婚約した〟という、隣国のニュースが興味を引いたんだよ」
言い方の印象が悪いのは、十一人の兄弟が全員、次期国王の布石に婚約をしたと思ったからだ。
「あの王子は結婚しない、参謀をはる、というのが兄上たちの総意見だった」
「おい、国交で俺が行くことになったら覚えてろよ」
エリオットが立ち上がりかけたが、クラークが素早く着席させていた。
「ナメられていない証拠ですよ。あの国は、戦争をしかけてあそこまで大きくなった歴史がありますから」
「そうそう、隣国の王子共はぽやぽやしているからつて、兄上たちは存在さえ気にしてないし」