悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~2
自国軍も膨大な彼らには、考え方からしてまるで違うようだ。
もっとも継承権争いが過熱するのは、どの兄弟にも国王になるチャンスが平等にある場合だ。この王子は政治権から除外した方がいい、と民たちから反対意見書が寄せられないことが条件だった。
ルカ以外の王子たちは、自分の部隊を持ち国内外でも功績を上げてきた。
それは、まずは大国の王となることを目指して、だ。
「今回は一番下の弟にでさえ王になるチャンスがある。最悪なことに、勝負事が大好きな兄弟たちがいたるところで剣や才で勝負し始めたわけ」
アメリアとハワード騎士団長は、同情の目でルカを見ていた。
昔は実際に戦争に出て、生きて帰ってきた者、戦果を挙げた者が国王の椅子に近付いた。
大勢の血を流さないだけマシになった、とルカは話した。
「俺はさぁ、喧嘩とか怪我するような争いとか、ほんと嫌なわけ。軍を仕切っている他の兄弟のことは尊敬しているけど、他国の仲良く過ごせる努力くらいでいいんじゃないかなぁ、て」
肩を落としたルカが、分かりやすく大きな溜息を吐く。
「俺、国王の座とか狙ってないのに、兄上たちも弟たちも全然信じてくれないんだよ」
「普段が軽過ぎるせいでは?」
クラークが、情けもなく口を挟んだ。
だがルカは聞き流す。腕を組み、うんうん頷き思い返しながら続ける。
「ちゃんと説明しても怒らせるしさぁ」
もっとも継承権争いが過熱するのは、どの兄弟にも国王になるチャンスが平等にある場合だ。この王子は政治権から除外した方がいい、と民たちから反対意見書が寄せられないことが条件だった。
ルカ以外の王子たちは、自分の部隊を持ち国内外でも功績を上げてきた。
それは、まずは大国の王となることを目指して、だ。
「今回は一番下の弟にでさえ王になるチャンスがある。最悪なことに、勝負事が大好きな兄弟たちがいたるところで剣や才で勝負し始めたわけ」
アメリアとハワード騎士団長は、同情の目でルカを見ていた。
昔は実際に戦争に出て、生きて帰ってきた者、戦果を挙げた者が国王の椅子に近付いた。
大勢の血を流さないだけマシになった、とルカは話した。
「俺はさぁ、喧嘩とか怪我するような争いとか、ほんと嫌なわけ。軍を仕切っている他の兄弟のことは尊敬しているけど、他国の仲良く過ごせる努力くらいでいいんじゃないかなぁ、て」
肩を落としたルカが、分かりやすく大きな溜息を吐く。
「俺、国王の座とか狙ってないのに、兄上たちも弟たちも全然信じてくれないんだよ」
「普段が軽過ぎるせいでは?」
クラークが、情けもなく口を挟んだ。
だがルカは聞き流す。腕を組み、うんうん頷き思い返しながら続ける。
「ちゃんと説明しても怒らせるしさぁ」