悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~2
聞き届けてすぐ、エリオットがソファの背側にあったクッションに投げ出されたアメリアの手を握り、布越しに肩へキスをした。
「そんなことになったら、もっと見たくなってしまうかも」
言いながら、彼が首側から肩へとキスを落としていく。
肩を撫でている大きな手が、ゆっくりずつドレスをずらし始めた。少しめくれた場所へ、彼の唇がちゅっと触れる。
「あっ……エリオット様」
「時間が少ないのが惜しいな。素直なアメリアが可愛すぎる――このまま一気に腕まで脱がせてはだめか?」
「……は、ぁ……私、エリオット様になら……」
このまま、と自然に答えてしまいそうになった時だった。
突如、なんの合図もなく扉がけたたましく開かれた。
アメリアはエリオットを押すように飛び起きた。普通であれば、時間だと扉前から声がかかるはずだった。
「なぁエリオット殿下! 実はさっきさ、鍛練場で剣を握らせてもらってみたら筋はいいかもって言われて! 俺、褒められるの初めてだぜ! せっかくだから騎士団で鍛えてもらおうか考えているところなんだけど……て、あれ?」
エリオットの背中でマントが小さく揺れているのを見て、ルカがきょとんとして言葉を切る。
「……なぁ、もしかして震えてるのか? アメリア嬢、怖い感じで叱ったのか?」
「そんなことしていません」
やっぱりきつい顔に見えるのか。
「そんなことになったら、もっと見たくなってしまうかも」
言いながら、彼が首側から肩へとキスを落としていく。
肩を撫でている大きな手が、ゆっくりずつドレスをずらし始めた。少しめくれた場所へ、彼の唇がちゅっと触れる。
「あっ……エリオット様」
「時間が少ないのが惜しいな。素直なアメリアが可愛すぎる――このまま一気に腕まで脱がせてはだめか?」
「……は、ぁ……私、エリオット様になら……」
このまま、と自然に答えてしまいそうになった時だった。
突如、なんの合図もなく扉がけたたましく開かれた。
アメリアはエリオットを押すように飛び起きた。普通であれば、時間だと扉前から声がかかるはずだった。
「なぁエリオット殿下! 実はさっきさ、鍛練場で剣を握らせてもらってみたら筋はいいかもって言われて! 俺、褒められるの初めてだぜ! せっかくだから騎士団で鍛えてもらおうか考えているところなんだけど……て、あれ?」
エリオットの背中でマントが小さく揺れているのを見て、ルカがきょとんとして言葉を切る。
「……なぁ、もしかして震えてるのか? アメリア嬢、怖い感じで叱ったのか?」
「そんなことしていません」
やっぱりきつい顔に見えるのか。