悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~2
アメリアは落ち込む感想と共に、カラッと元気なルカを見てなんだか気も抜けてしまった。
彼の方は純粋に留学を楽しめているようだ。気楽でいいなぁと思ってしまう。
その時、開いている扉から、兵たちが恐々と顔を覗かせた。
「申し訳ございません。クラーク殿が気を利かせて離れているようにと指示していたもので、扉に手をかけるのに気付いた時には突入されており……」
「エリオット殿下失礼いたします、お時間です」
状況を知らない騎士たちが、入室して生真面目な顔で敬礼姿勢を取った。
「鍛錬場へ顔を出すご予定です」
「クラーク様がまだお戻りになられていないようですが、いかがされましょうか」
「それまで、代わりの護衛をこちらに置いておきましょうか?」
次々に言われたエリオットが、ゆらりと立ち上がる。
「――お前たち二人が残れ。それから」
そう指示したかと思うと、エリオットがずかずかと向かい、すれ違いざまにルカのジャケットを掴んだ。
「希望に応えて、お前は俺の部隊で鍛えてやろう」
「ええぇぇ、あんたのところの部隊は厳しそうなイメージあるから嫌――」
「よくも貴重なアメリアとの休憩を邪魔しやがって」
「あ。ごめん、もしかして邪魔した? マジごめんね」
抵抗したのも束の間、ルカが抵抗もやめ素直にずるずると引っ張られていく。
彼の方は純粋に留学を楽しめているようだ。気楽でいいなぁと思ってしまう。
その時、開いている扉から、兵たちが恐々と顔を覗かせた。
「申し訳ございません。クラーク殿が気を利かせて離れているようにと指示していたもので、扉に手をかけるのに気付いた時には突入されており……」
「エリオット殿下失礼いたします、お時間です」
状況を知らない騎士たちが、入室して生真面目な顔で敬礼姿勢を取った。
「鍛錬場へ顔を出すご予定です」
「クラーク様がまだお戻りになられていないようですが、いかがされましょうか」
「それまで、代わりの護衛をこちらに置いておきましょうか?」
次々に言われたエリオットが、ゆらりと立ち上がる。
「――お前たち二人が残れ。それから」
そう指示したかと思うと、エリオットがずかずかと向かい、すれ違いざまにルカのジャケットを掴んだ。
「希望に応えて、お前は俺の部隊で鍛えてやろう」
「ええぇぇ、あんたのところの部隊は厳しそうなイメージあるから嫌――」
「よくも貴重なアメリアとの休憩を邪魔しやがって」
「あ。ごめん、もしかして邪魔した? マジごめんね」
抵抗したのも束の間、ルカが抵抗もやめ素直にずるずると引っ張られていく。