9度目の人生、聖女を辞めようと思うので敵国皇帝に抱かれます
ループ人生の中で、何度も本で知識を蓄えてきたセシリアは、すっかり本の虫になっていた。
殊にオルバンス王城内の図書館には見たことのない文献があふれ、いるだけでワクワクしる。
おかげで、中年女性の図書館長ともすっかり仲良くなった。
ときどき、エンヤード城の図書館長であるシザースが恋しくなるけれども。
(ああ、これは図書館長のシザースが欲しがってた世界魔法大戦史の二十五巻だわ。二十五巻だけ入手困難だとシザースはどこかの人生で言ってたけど、この図書館にはあるのね。シザースに知らせてあげたい……)
一方で、本を抱えて回廊を行き来してばかりのセシリアは、後宮内で次第に浮いていく。
後宮にいる妃たちは、朝から晩までサロンでおしゃべりに興じ、日に三度も湯浴みをしたり、ドレスを買いあさったりと、ひたすら自分を着飾ることに余念がない。
殊にオルバンス王城内の図書館には見たことのない文献があふれ、いるだけでワクワクしる。
おかげで、中年女性の図書館長ともすっかり仲良くなった。
ときどき、エンヤード城の図書館長であるシザースが恋しくなるけれども。
(ああ、これは図書館長のシザースが欲しがってた世界魔法大戦史の二十五巻だわ。二十五巻だけ入手困難だとシザースはどこかの人生で言ってたけど、この図書館にはあるのね。シザースに知らせてあげたい……)
一方で、本を抱えて回廊を行き来してばかりのセシリアは、後宮内で次第に浮いていく。
後宮にいる妃たちは、朝から晩までサロンでおしゃべりに興じ、日に三度も湯浴みをしたり、ドレスを買いあさったりと、ひたすら自分を着飾ることに余念がない。