9度目の人生、聖女を辞めようと思うので敵国皇帝に抱かれます
それにどうやら、謁見の間で、デズモンドが到着する前に彼女はあの王太子に殴られたようだ。
あの瞬間、デズモンドは王太子を切りつけたい衝動に駆られたが、あの状況で彼女を手中に収めるためには得策でないと考え、どうにか冷静さを取り戻した。
だが、次に彼に会ったらどう振る舞うか自分でも分からない。
(不貞を働いたら聖女の証を失うと、彼女は知っていたのかもしれんな。だから不貞を働いて聖女をやめ、蔑ろにされるだけの日々から解放されたかったのか。つまりあの王太子からは心離れをしていたのだろう)
先ほどは、抱かれる相手が誰でもよかったのかもしれないと胸がざわついたが、彼女が選んだのが別の男でなくてよかったと思う。
(新たな地で、セシリアがセシリアらしく生きられるよう手助けしてやりたい)
そしてベンジャミンの言うように、少しでも心を開いて、本当のデズモンド自身を見るようになってくれたなら本望だ。
あの瞬間、デズモンドは王太子を切りつけたい衝動に駆られたが、あの状況で彼女を手中に収めるためには得策でないと考え、どうにか冷静さを取り戻した。
だが、次に彼に会ったらどう振る舞うか自分でも分からない。
(不貞を働いたら聖女の証を失うと、彼女は知っていたのかもしれんな。だから不貞を働いて聖女をやめ、蔑ろにされるだけの日々から解放されたかったのか。つまりあの王太子からは心離れをしていたのだろう)
先ほどは、抱かれる相手が誰でもよかったのかもしれないと胸がざわついたが、彼女が選んだのが別の男でなくてよかったと思う。
(新たな地で、セシリアがセシリアらしく生きられるよう手助けしてやりたい)
そしてベンジャミンの言うように、少しでも心を開いて、本当のデズモンド自身を見るようになってくれたなら本望だ。