9度目の人生、聖女を辞めようと思うので敵国皇帝に抱かれます
心の中でぐるぐると考えを巡らせているセシリアとは裏腹に、デズモンドはしごく落ち着いた口調で話しかけてきた。
「何か困っていることはないか?」
「いいえ。とても快適に過ごさせていただいています」
(異国から連れ帰った立場として、責任を感じてらっしゃるのね。それとも優しさにつけこんで、何か企んでいるのかしら?)
何せ、エヴァンを四度も殺したあのデズモンドである。
大帝国の皇帝になる男で、魔法の中でも取り分け難易度が高い暗黒魔法を、易々と扱う男。
快適な衣食住を与えられているからといって、油断してはならない。
「そうか。後宮では、父上の側妃たちからあまりいい待遇を受けていないと聞いたが」
「そうかもしれませんけど、特に気になりません」
「そうなのか? 女の世界は怖いと聞くが」
「何か困っていることはないか?」
「いいえ。とても快適に過ごさせていただいています」
(異国から連れ帰った立場として、責任を感じてらっしゃるのね。それとも優しさにつけこんで、何か企んでいるのかしら?)
何せ、エヴァンを四度も殺したあのデズモンドである。
大帝国の皇帝になる男で、魔法の中でも取り分け難易度が高い暗黒魔法を、易々と扱う男。
快適な衣食住を与えられているからといって、油断してはならない。
「そうか。後宮では、父上の側妃たちからあまりいい待遇を受けていないと聞いたが」
「そうかもしれませんけど、特に気になりません」
「そうなのか? 女の世界は怖いと聞くが」