9度目の人生、聖女を辞めようと思うので敵国皇帝に抱かれます
「我が国では日を浴びれば皺に効果的だと言われていましてね。我が国の守護神であるユルスツク神は太陽の神ですから、加護があるらしいのです。だからこうして日に何度か日を浴びているのですが、改善されるどころか、悪化しているようで」

「えっ」

コレットのとんでもない発言に、セシリアは目を丸くした。

セシリアは、七度目の人生で美容について徹底的に学んだことがある。

加齢とともに現れる皺は、肌の乾燥によって悪化する。

日差しは乾燥の大敵だ。

だから皺を防ぐために日を浴びるなど、論外である。

ちなみに魔法の神であるダリス神を崇めるエンヤード王国では、魔法の加護で美しさを手に入れようとする傾向にあった。

だがそこに目をつけた魔導士たちは、美容治癒に法外な値段をつけていた。
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