9度目の人生、聖女を辞めようと思うので敵国皇帝に抱かれます
すると、セシリアの微かな声がする。
長い睫毛が瞬き、宝石が姿を現すように、エメラルドグリーンの瞳が現れた。
先ほどよりも、幾分か表情が穏やかだ。ジゼルの治癒魔法が効いたのだろう。
「デズモンド様……」
ぼうっとした表情をしている彼女は、デズモンドを視界に映すなり、わずかに微笑んだ。
まるで、デズモンドの姿が見えて喜んでいるようである。
胸がぎゅっと絞られたような心地になり、デズモンドはベッドに腰かけると、胡桃色の髪を優しく撫でてやった。
「私、どうしてここに……? デズモンド様と出かけていたはずでは……?」
「途中で高熱が出て、気を失ったんだ。ここには俺が連れ帰った」
「まあ……。ご迷惑をおかけして、申し訳ございません。でも、どうして急に熱なんか……」
長い睫毛が瞬き、宝石が姿を現すように、エメラルドグリーンの瞳が現れた。
先ほどよりも、幾分か表情が穏やかだ。ジゼルの治癒魔法が効いたのだろう。
「デズモンド様……」
ぼうっとした表情をしている彼女は、デズモンドを視界に映すなり、わずかに微笑んだ。
まるで、デズモンドの姿が見えて喜んでいるようである。
胸がぎゅっと絞られたような心地になり、デズモンドはベッドに腰かけると、胡桃色の髪を優しく撫でてやった。
「私、どうしてここに……? デズモンド様と出かけていたはずでは……?」
「途中で高熱が出て、気を失ったんだ。ここには俺が連れ帰った」
「まあ……。ご迷惑をおかけして、申し訳ございません。でも、どうして急に熱なんか……」