9度目の人生、聖女を辞めようと思うので敵国皇帝に抱かれます
神殿の前にはうっそうと木々が生い茂っており、人っ子ひとりいない。
先ほど出て行った従者たちも、森の外に控えているようだ。
皇太子と使者である異国の王太子が決闘を開始するとなったら、人目のあるところでは大変な騒ぎになるだろう。
だからある意味好都合なのかもしれない。
腰に差した剣をスラリと引き抜き、対峙し合うふたり。
一瞬の油断もならない、緊迫した空気があたりに流れる。
だが、枝から小鳥が飛び立つ音を合図として、ふたりが一斉に切りかかった。
ガキッ!という剣と剣の擦れる音が、森に響き渡る。
それ以降は、素早い攻防戦が、ひたすら繰り返された。
土魔法を使えるエヴァンは、時折砂嵐を起こしたり、岩をぶつけようとしたりしたが、デズモンドは器用にすべてそれを交わしていく。
やがてエヴァンの魔力が尽きた頃、デズモンドがエヴァンを追い詰める数が多くなっていった。
先ほど出て行った従者たちも、森の外に控えているようだ。
皇太子と使者である異国の王太子が決闘を開始するとなったら、人目のあるところでは大変な騒ぎになるだろう。
だからある意味好都合なのかもしれない。
腰に差した剣をスラリと引き抜き、対峙し合うふたり。
一瞬の油断もならない、緊迫した空気があたりに流れる。
だが、枝から小鳥が飛び立つ音を合図として、ふたりが一斉に切りかかった。
ガキッ!という剣と剣の擦れる音が、森に響き渡る。
それ以降は、素早い攻防戦が、ひたすら繰り返された。
土魔法を使えるエヴァンは、時折砂嵐を起こしたり、岩をぶつけようとしたりしたが、デズモンドは器用にすべてそれを交わしていく。
やがてエヴァンの魔力が尽きた頃、デズモンドがエヴァンを追い詰める数が多くなっていった。