エリート官僚は政略妻に淫らな純愛を隠せない~離婚予定でしたが、今日から夫婦をはじめます~
彼に抱かれるのは幸せだ。これ程求められるのは初めてだけれど、ずっと望んでいたことなのだ。心も体も満たされて、この時間が永遠に続けばいいとすら思っていた。だけど……。

一哉と澄夏の体力差は大きくて、もう体力の限界だ。

「分かった。これで最後にする」

汗ばんだ澄夏の額についた前髪をかき上げながら彼が言う。

「……うん」

自分からお願いしたのに、離れると思うと寂しくなる。

(でも、もうどうしても無理)

脚ががくがく震えてしまっているのだ。

「一哉さん、これからもずっと一緒にいられるよね?」

「ああ。嫌って言っても離してやれない。覚悟しろよ?」

不敵に笑う彼に、澄夏も微笑んだ。

「うん。一哉さんもね」

「俺は望むところだから」

彼はそう言い、中断していた律動を再開した。

「えっ? ああっ!」

治まっていた快感が一気にぶり返して澄夏は悲鳴をあげる。

「澄夏、愛してる」

一哉は激情を叩きつけるように澄夏の中を蹂躙する。

夫の強い愛を受け止めた澄夏は、そのまま気を失うように眠りに落ちた。

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