エリート官僚は政略妻に淫らな純愛を隠せない~離婚予定でしたが、今日から夫婦をはじめます~
「大丈夫。俺に任せて」

「……うん」

忙しい合間に澄夏の為に何かしてくれる気持ちが嬉しい。

自然と笑顔になると一哉も微笑み、キスをしてきた。

「ん……」

一哉は澄夏の頬や髪を愛おしそうに撫でながら、何度もキスをする。

「可愛いな」

ときどきそんな風に呟くから、恥ずかしくなる。

「澄夏、また照れてるのか?」

「だって、一哉さんが褒めてばかりだから」

「そう思うんだから仕方ないだろ?」

一哉はくすりと笑って今度は澄夏の首筋に唇を這わす。

「あ……」

熱い唇の感覚に身体が震えた。

一哉はますます大胆に、澄夏の肌に触れる。唇は首から胸に移動し、明らかに痕をつける意図を感じる強さで吸い上げる。

初めはじゃれ合う感じだったのに、気付けばベッドルームには濃密な空気が漂っている。

「い、一哉さん、もう寝なくちゃ駄目だよ。疲れが取れなくなるよ?」

このままでは更に先に進んでしまいそうだ。既に息が弾み始めている澄夏は、彼を留めようと腕を伸ばし突っぱねる。

しかし一哉のスイッチはもう完全に入ってしまっているのか、止まる気はさらさらない様子。

「澄夏に触れていると疲れが取れるんだ」

「え、そんな訳……」
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