エリート官僚は政略妻に淫らな純愛を隠せない~離婚予定でしたが、今日から夫婦をはじめます~
「当たり前だろ。ずっと澄夏の側にいるよ。気が変わったって言われても離さないから覚悟しろよ」

「うん……」

幸せで涙が零れそうになる。もっと近づきたくて、彼の首に腕を回し大きな彼を引き寄せる。

容易く抗えるはずの彼は澄夏の望み通り体を寄せて、愛情を伝えるようなキスをする。

その間にも愛撫は進み、澄夏の思考が真っ白になった頃、体の中に入ってきた。



朝、目覚めたと同時に感じたのは喉の渇きと気だるさだった。

昨夜の一哉はいつにも増して激しく、なかなか寝かせて貰えなかったのだ。

カーテンから漏れる光に目を向けた後、視線を壁にかけてあるお気に入りの時計に移す。

五時三十分。そろそろ起きて身支度と朝食の準備をしなくてはいけない。

腰に回る彼の腕からそっと抜け出し、バスルームに向かう。

シャワーを浴びる前に、ふと鏡に目を向けると胸元に赤い印がいくつも見えた。

朝、冷静になってみると急に恥ずかしさが湧いてくる。最近イチャイチャしすぎではないだろうか。

平日だろうが関係なく抱き合っているし、ベッド以外でもくっついてばかりだし。
こんなあからさまな痕まで残して。
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