エリート官僚は政略妻に淫らな純愛を隠せない~離婚予定でしたが、今日から夫婦をはじめます~
「努力を継続出来るのも才能だと思いますよ」
「……お世辞と分かってても調子に乗ってしまいそうだ。」
照れて頭をかく一哉に澄香が笑った。やっぱり彼女は笑顔が似合う。
「お世辞じゃなくて本心です。それにお父さんも一哉さんを認めていました。だからこうしてお見合いの席を設けたんだと思います」
一哉は澄夏の背にそっと手を添え、再び歩くのを促した。
「澄夏さんはこの縁談をどう思ってる?」
それまで流暢に受け答えしていた澄夏が、躊躇うように口ごもる。
「……父が一哉さんを後継者に望んでいて、一哉さんのお父様も同意見だから纏まった縁談だと理解してます。私も一哉さんなら後継者に相応しいと思います」
「評価してくれるのは嬉しい。でも個人的にはどう思ってる? 俺と結婚するのに抵抗はない?」
一番聞きたいことだ。澄香はどう受け止めているのか。
いずれ政界に進出していつか岩倉代議士のように働きたいと考えているが、澄香を犠牲には出来ない。
もし彼女に恋人がいるのだとしたら、または思う相手がいるのならこの縁談は一哉から断るつもりだ。
「……お世辞と分かってても調子に乗ってしまいそうだ。」
照れて頭をかく一哉に澄香が笑った。やっぱり彼女は笑顔が似合う。
「お世辞じゃなくて本心です。それにお父さんも一哉さんを認めていました。だからこうしてお見合いの席を設けたんだと思います」
一哉は澄夏の背にそっと手を添え、再び歩くのを促した。
「澄夏さんはこの縁談をどう思ってる?」
それまで流暢に受け答えしていた澄夏が、躊躇うように口ごもる。
「……父が一哉さんを後継者に望んでいて、一哉さんのお父様も同意見だから纏まった縁談だと理解してます。私も一哉さんなら後継者に相応しいと思います」
「評価してくれるのは嬉しい。でも個人的にはどう思ってる? 俺と結婚するのに抵抗はない?」
一番聞きたいことだ。澄香はどう受け止めているのか。
いずれ政界に進出していつか岩倉代議士のように働きたいと考えているが、澄香を犠牲には出来ない。
もし彼女に恋人がいるのだとしたら、または思う相手がいるのならこの縁談は一哉から断るつもりだ。