BeAST
本当?と疑わしげな顔を見せる二人。
「まあ、仲はいいけど」
自覚してる。
柊吾といる時の俺も、他とは違う。
本当の理解者は数少ないからな。
「ここでいいんでしょ」
着いたのは目的の場所。
「ん」
「慎矢達はどのくらいで来そう?」
「近くまで来てるは」
ず、と続けたかった。
「兄貴」
そこには、4人が勢揃い。
幸大と礼は、目を瞬かせ、漸は絶対零度って感じだ。
「柊吾、助かった」
これは早く柊吾を帰した方がいい。
「慎矢、久しぶり」
けど、そう簡単に帰る奴でもない。
「何してる」
その、動揺しつつも威圧する目は柊吾そっくりだ。
「おいおい、喧嘩すんなよ?」
「灯織、お前もお前だ。なんで一緒にいる」
「ああ、途中でナンパされたとこ、助けてもらった」
俺のことも睨むこたねえだろう。
その険悪なムードに置いていかれる他4人。
「お前、ハルに似てきてんな?」
「ハルは関係ないだろ。それに俺は何をしているのかとしか聞いてない」
まあ、それもそうか。
「ならそんな怖い顔すんなよな。柊吾も、慎矢からかうなら他でやれ」
「からかってないよ。ただ挨拶しただけだ」