魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました
 なにがそんなに気に入らないのか、眉間に皺を寄せているのはマイナスポイントだけど、顔は兄と同じく抜群にいい。

「誰だ、こいつは」

 私を見たノインが開口一番言ったのがそれだった。なんて失礼な言い方だろう。

「リネットだ」

「僕の塔に妙な人間を連れてくるな」

 むっとするも、我慢しておく。私がここで掴みかかったら、アベルに申し訳ない。

「別に妙な人間ではないからな。──リネット、俺の弟のノインだ。ノイン・ユールウェル・ソラルシュミット」

「……よろしく、ノイン」

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