魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました
「雪解け水? 雷(いかずち)を通したもの? 煮沸済の蒸留水? 井戸の水でいいなら、外にあるものをアベルに汲ませる。千年水晶の中から取り出した水もあるな」

 水だけでそんなに種類があるなんて知らなかった。雪解け水と井戸水は、どんなふうに効果が変わってくるのだろう? 氷の魔力が溶け込んだ水とか? 水に雷を通すと、どんな性質になるのか知りたい。触れると痺れるのか、別の効果があるのか……。

 アベルに認めてもらえたら、ここにある素材を使わせてくれるかもしれない。

 俄然、やる気が出てきた。

「蒸留水で……」

 頭の中が一気に好奇心で満たされたけれど、口には出さず必要なものを伝える。

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