魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました
 初めて聞く名前だったけれど、あのアベルが警戒するような魔物ならば緊急事態だ。

「三人とも、怪我しないでね」

「もうお嬢さんのポーションには頼りませんよ」

「リネットさんもお気をつけて」

「俺たちが迎えに行くまで、戻ってくるな」

 脇に置いていたカバンを掴み、肩にかけて急いで走り出す。

 こんなこともあろうかと、用意しておいた薬を口に含んだ。

 足が軽くなり、景色を置き去りにして村に向かう。



 私がストラスについて伝えると、村は大騒ぎになった。

「だってもう何十年も出てないって!」

「ミカガミガメの大量発生は、これが原因だったのか!?」

「子供たちを早く地下へ!」

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